お墓系女子のつれづれ

墓石業界で働く女子が日々考えていることをつづっています。

四十九日までに納骨する場所を用意しなければならないの?

四十九日までにお墓を用意しなければならないって本当?

四十九日までにお墓を用意しなければならない?

墓地のご案内の仕事をしていると、「四十九日までにお墓を建てたい」と仰るお客様がいらっしゃいます。

特に、予期せぬ身内の不幸で、お墓を用意しなければならなくなった場合にこのように希望されるされる方が多いです。

もちろん、私達石材店の人間は、ご要望にはできる限りお応えするようにしていますが、本当に四十九日までにお骨をお墓に納めなければいけないのでしょうか?

 

答え:特に決まりはありません


結論からいうと、仏教では納骨の期限は定められていません。
多忙な現代人は、四十九日の法要時にお墓への納骨もできると、何度も法事のために親族が集まらなくて済む、というところから、「四十九日法要のあとに納骨法要をしたい」と希望される方が多いのでしょう。

 

一方、すでに墓所を手に入れている場合、公営・民営問わず納骨期限があったり、建墓期限があることはあります。

 

お墓や納骨堂は、決して安い買い物ではありません。また、墓石を建てる場合はもちろんですが、建売りの墓石(霊園に見本として建てられているものを購入することも可能な霊園があります)や納骨堂でも家紋や戒名等の彫刻はあるので、即日で購入できるというものでもありません。

お墓や納骨堂は、大切な人のお骨を納める場所であり、生きている人がお墓参りをしに足を運ぶ場所でもあります。諸事情あるかとは思いますが、間に合わせで買うようなことはなさらず、しっかり検討して「ここなら安心して預けられる」というところを求めていただけたらな、と思います。